もしも君の名前が・・・
もしも主人公がNPCと同じ名前、似た名前だったらという
IFの世界です。
鉄板です。
だいたい足立さんがぐれてます。
それでもよろしければどうぞ☆
名前予報(足立→堂島←主と菜々子/ギャグ)
はじめましてさようなら(足立→←主・シリアス)
禁止目録(主・足立・堂島/ほのぼの?)
***********************************
「初めまして〜足立透です」
留守番をしていた2人に、酔っぱらった顔で、へらりと笑った。
堂島さんを家まで送って、ついでに上がり込んだのが数分前。
堂島さんに子供がいるのは知っていた。
まぁ百歩譲ってそれはいい。
気に食わないのは、その隣にいるやつ。
こいつか。
堂島さんと一緒に住んでるとかいう、うらやまけしからんヤツは。
若い・かっこいい・いつでも堂島さんとイチャイチャできる。
クソ、僕とかわれよ!
・・・という本音を、どうにか隠して、にこにこ笑いかける。
「そうか、おまえら初対面か」
「もう堂島さんたら冷たいな〜、はやく紹介してくれればいいのに」
そしたらさっさとテレビに入れてやったのにさ。
「ははっ。俺たちも忙しかったからな。ほら、あいさつ、あいさつ」
「1年間、堂島さんの家でお世話になります、
堂島透です」
え?
「はは、びっくりしたろ?
お前を驚かせたくて、今日までこいつの名前ふせてたんだよ。
こいつも透、足立も透。すごい偶然だろ?」
「名字、堂島さんといっしょなんですねぇ・・・」
ほんと、うらやまけしから(略)
嫉妬の炎でマハラギダインがうてそうな僕にお茶をすすめ、
堂島さんはいたずらっぽく笑った。
「足立〜、お前が俺と結婚したら、堂島透になるぞ」
「ぶはーっ!」
「きったねぇ! ふくんじゃねぇよ!」
無理だよ! 冷静でいられないよ!
咳き込む僕に、ぼそりと甥っ子がつぶやく。
「俺が堂島さんと結婚しても、同じなんですよね」
少年と目があう。
そして、僕たちは理解した。
こいつも堂島さん狙いか!!!
「はっはっはっはっ! おもしろいやつらだな!
お〜い、菜々子。
菜々子はどっちに家族になってほしい?」
三人分の視線が、むくな少女に集まる。
「菜々子ちゃん、僕、キャベツ料理得意だよ〜」
「俺はオムライス作れる」
「お前ら料理対決かぁ? ま、勘でいいから、菜々子いってみろ」
男3人の視線に、ちょっと不安そうな菜々子だったが、
もじもじしながらその人に近づく。
「菜々子、お兄ちゃんと結婚したい」
ぎゅうっと小さな手が、甥の服を掴む。
< 証明問題 >
甥が菜々子と結婚する。
堂島さんはフリー。
よって、堂島さんは僕と結婚。
おめでとう僕!
2人で幸せになります!
< 〜今日から本当の相棒〜証明終了 >
「はは、菜々子ちゃんはお兄ちゃんが好きなんだね〜」
クソガキめ、ざまぁみろ!
よしよしと菜々子の頭をなでてやる。
「そうなると、堂島透が2人になるんですよね」
「え? うん」
「それはまぎらわしいですし、
そもそも足立さんは男ですし、
叔父さんと結婚できませんし、
・・・・・・・・・残念ですね」
証明終了といわんばかりに、甥っ子が笑う。
・・・。
こ、い、つぅうううううう!
絶対わざとだ!
わかって、いってやがる!
「ははは、残念だったな〜」
「堂島さん〜」
泣きそうになりながら、僕は堂島さんを見る。
手招きされて、近くに腰掛けると、
力強い手で頭をくしゃくしゃにされた。
「まぁ、そうすねるな。
結婚は冗談にしても、
足立は俺の相棒だからな。
これからも頼むぜ、相棒」
「は、はい」
かぁっと顔が熱くなる。
あぁ、やっぱりこの人が好きだ。
考えたらこの人、家より仕事場の方が
いる時間長いし。
僕の勝ちだね! 甥っ子君!
「菜々子、もう寝る・・・」
「じゃあ、僕もそろそろ帰ります」
「あぁ、ありがとな、足立」
「どういたしまして」
スキップしそうに、玄関に向かう僕の背で、甥っ子の声が響く。
「叔父さん、たまには背中流しますよ」
「待てやガキィイイイイ!!!」
神速で、甥っ子の前に立ちふさがる。
「は? なんですか」
「は、じゃねぇよ。いろいろステップこえてるだろ!
堂島さんの背中流すなんて百億年はえぇんだよ!
ガキは黙って勉強してクソして寝ろ!」
「ちょっとお前ら、近所迷惑・・・」
『あなたは黙っててください!』
「・・・な、なんだとぉおおおおお!!!?」
夜中に怒声が響き渡る。
その後、3人分の関白宣言に驚いた菜々子が、
「けんかするなら出ていく!」と怒り、
ようやく火種は沈下したものの、
仁義なき戦いは始まったばかりなのであった。
→ページの先頭に戻る。
→メインページへ。
********************************
「初めまして。堂島さんの家でお世話になっています、
足立です」
「あぁ、堂島さんから聞いてるよ。
僕と同じ名前なんでしょ?」
「はい」
きらめく陽光に照らされるにふさわしい、
利発そうな少年に、僕は目を細めた。
眉目秀麗
高材疾足
八面玲瓏
使うあてもなく丸暗記した四字熟語が、
少年を彩る。
・・・やなやつ。
「僕も春から稲羽市に来たんだ。
困ったことがあったら、僕にいってね」
「ありがとうございます」
笑顔まで嫌みがなくて、
心臓が暗く高なった。
あぁもう。
神様ってやつは、
僕以外の人間に、才能を2つ以上あたえやがる。
希望まで、おまけにつけてさ。
ほんと、こいつ嫌い。
「はは、僕も君も『足立透』なんだよね。
君のこと、足立君なんていうの、ちょっと照れるなぁ」
「俺は好きですよ、足立透」
「え?」
「名前ですよ、名前」
「あ、あぁそうだよね」
まぎらわしいこというなクソガキ。
「透さん、て呼んでいいですか?」
「やだ」
「じゃあ、次までの宿題にしておきます」
有無をいわせず少年は微笑む。
「また会いにきます」
通りから少年が消えるまで、
僕はその背をじっと見続けた。
ちくしょう。
俺の才能は、
同じ名前の人間に、
好かれるってだけか。
なぜか赤らむ頬を、手でこすり、
反対の方角に歩き出した。
こんな町、
今すぐ名前ごと消えうせろ。
→ページの先頭に戻る。
→メインページへ。
********************************
「堂島さん」
「はい」「おう」
「え、いや、遼太郎さん」
「はい」「ん?」
2回とも声がかぶって、俺は叔父さんと顔を見合わせた。
「あ、そうか、2人とも同じ名前なんだよね〜」
まいったなぁ、と足立さんが頭をかく。
「じゃあ、堂島さんが・・・ってわかりにくいな。
えぇっと、お父さんが遼太郎さんで、
甥っ子君が遼太郎君でどうですか?」
「まぁ、それなら・・・」
「わかりますね」
「遼太郎さん」
「おう」
「遼太郎君」
「はい」
何となく気恥ずかしくて3人、そっぽを向く。
「違う名前で呼んでみませんか?」
「例えば?」
「えぇと、叔父さんのことは『兄さん』、
足立さんのことは『透兄さん』、
俺は『遼くん』で」
「え? なんで僕まで増えてんの?」
「お兄ちゃんの方がよかったですか?」
「え、いや、そういう問題じゃなくて」
「兄さん」
「お、おう」
「透兄さん、透お兄ちゃん」
「に、2回いわなくていいから・・・!」
やっぱり気まずくて、3人、そわそわする。
「あ〜! めんどくせぇな!
もっと、きっぱりはっきりした呼び方ねぇのかよ!
つーか姉貴、なんで俺の名前を息子につけたんだ!?」
「あの母親ですから」
「・・・」
「そこ、うなずいちゃうんだ・・・」
若干ひきぎみの足立さんに、俺たちは「そういうものです」「そのとおり」と返す。
「じゃあ、もっと男らしい呼び方はどうですか?
え〜と、『堂島の兄ィ』とか『透の旦那』とか」
「それ任侠ものじゃん!
僕ら職業変わっちゃうよ!?」
「義兄弟って感じでしょうか?」
「家族設定・・・!?」
「あ〜もういい!
ようするに呼びたいやつの近くにいって、
そいつの目ぇ見て話せばいいんだ!!!」
「そ、それもそうっすね」
足立さんは、よほど気まずかったのだろう。
せっかくいれたお茶もそこそこに、立ち上がった。
「え、え〜と、じゃあ僕、そろそろ・・・」
「おう、気をつけてな」
「じゃあ、また明日、
・・・・・・堂島さん」
「お、おう」
足立さんは、じっと叔父さんを見る。
叔父さんも足立さんを見る。
顔を赤らめる2人。
俺は2人の間に割り込んだ。
「兄さんたち、恋におちるの禁止」
→ページの先頭に戻る。
→メインページへ。
********************************
管理人、2週目プレイのため妄想。
がつんと来る名前、募集。