受け取りは、お早めに




非番が重なった。
小さなきっかけは、足立が堂島にキスするのに十分な衝動を呼び寄せたらしい。
昼の太陽をカーテンで閉め出した部屋に、2人の熱がこもる。

体液で濡れた布団に四つん這いになって、部下が揺さぶってくるまま、喘ぐ。
堂島さん、堂島さん、とうわ言のようにくり返す足立に煽られて、涙か汗かわからないものが、顎をつたう。
せめてクーラーを入れようと、堂島は枕元のリモコンに手を伸ばしたが、すぐに引き戻され、ぐちゅっと結合が深くなった。
「あっ、んっ」
「逃げちゃ駄目」
お仕置き、と痛いほど乳首を摘まれる。
「あっ、あぁっ、やっ…!」
「気持ちいい、でしょ? ここ、すっげぇ濡れてる」
先端に足立の指が這う。いやらしい音に、腰がひくついた。
「淫乱。こんなエロいとこ、他の人に見せないでよ」
「ばっか野郎っ」
振り返って睨みつけると、唇を奪われ、新たな快感を掘り当てられる。
「あだちっ」
限界、と鼻を鳴らした。そのとき、


インターホンが鳴った。

フラッシュがたかれたように、2人、止まる。

もう一度、インターホンが鳴る。
カーテンの外から、「堂島さん、宅配ですよー」。

「……出ます?」
耳元で押し殺した声。


3度目のインターホン。


足立が中で膨らむ。
振動で、堂島の腿が震えた。
快感を逃がそうと、シーツに額をつける。
と、それが目に映った。
弄られ、吸われ、放置された先端。
ぬらりと光り、物欲しそうに脈動する。卑猥な生き物。
……これが俺の本質か。
ぽたり、と垂れた先走りが、足立の放った精液と混ざる。
瞬間、激しい快感が躰を駆け巡り、

足立の唇に、噛みついた。
欲しい、もっとくれ、と舌を吸う。
「出なくていいんですか?」
合間で唇を舐める足立に、「早く」と、締め付ける。
「あんた、ほんと、えろい」
中をぐるんと掻き混ぜられ、裂けそうなくらい脚を広げられる。
恥ずかしさと、打ちこまれる激しさに、

射精。熱。走り去るバイクの音。
どれが一番、早かったのか。

どうでもいい。

次の欲望は、もう屹ちあがっているのだから。




**********************




「叔父さん、不在票きてましたよ」
バイトから帰った甥に、堂島はソファに寝転がったまま、頷いた。

「今日、お休みだったんでしょう? どこか出かけたんですか?」
「……昼寝してた」
「疲れがたまってたんですね。明日、受け取っておきます」
「……悪い」
「え?」
「コーヒーいれる」

堂島は赤い顔を隠すように、台所に向かった。






衝動に負けて居留守つかっちゃう受が書きたかった管理人です。すみません!

当日の再配達は、18:00、19:00でしょうから、まぁそういうことでしょう♪
今回はエロスの表現を抑えめにしてみましたが、難しい・・・!

このネタ、主堂、主足でもありですね!
配達人が生田目さんとか、特捜隊メンバーだったら、ますますアカンことに・・・!(笑)