Honey Spot
靴を脱いで家に入ると、
堂島さんはもう台所でくつろぎながら新聞を読んでいた。
「おう、帰ったか」
「遅くなりました」
「最近は物騒だからな。早めに帰ってこいよ」
「はい」
「お前、足立と会ってきたか?」
その言葉に、足が止まる。
「なぜですか」
「あいつのにおいがする」
「・・・におい」
「煙草のな」
「あぁ・・・」
「足立の野郎、ま〜たさぼってんのか?」
「いえ、今日は商店街で会ったんで、少し話を」
「ふむ。まぁ、あいつも悪いやつじゃないんだが・・・お前も仕事の邪魔はするなよ」
「って、堂島さんが言ってましたけど」
「じゃあ、やめる?」
「まさか」
足立を引き寄せて、またキスをくり返す。
角度を変えて何度も吸い上げて、やわらかい唇をぺろりと舐めた。
「まぁ、商店街の裏路地ですることじゃないよね」
下肢だけくつろげて、互いのものを愛撫する。
「ねぇ、君ってだれが好きなの?」
「今、それ聞きます?」
「イケナイことしてるみたいで燃えない?」
「ひどい人」
「膨らんだけど」
「あなただって」
足立の蜜を親指で弄りながら、肩に顎を乗せた。
「そういう足立さんはだれが好きなんですか?」
「堂島さん」
「俺は?」
「好きじゃない」
「・・・ひどいなぁ」
「男も女も手玉にとってる君に言われたくないよ。
それとも、セックスするくらいには好きって言ってほしい?」
可愛くない言い方に、耳たぶを噛んでやる。
「・・・っ、ぁ」
反応がおもしろくて、赤くなったところをねっとりと舐めた。
「俺とセックスするのは何でですか?」
「だって・・・」
足立は、俺の胸に顔をうずめて、うっとりとささやいた。
「君、堂島さんのにおいがするから」
「・・・」
「怒った?」
「・・・・・・・・・。
・・・俺も煙草吸おうかなぁ」
「だめだめ。君にはまだ早い」
「ちぇ」
「・・・そろそろ、こっち、集中して?」
色っぽい声音に、さっきの不機嫌なんて空中分解。
俺は喜んで応じる。
荒い息ごと、ほろ苦い舌を吸うと、
3人で交わっているようでぞくぞくする。
雲間から顔を出した月に見せつけるように、大きく腰をつかった。
読了おつかれさまでした。
厳密にはこれ、何角関係でしょうね?
煙草のにおいはさておき、主人公と堂島さんの体臭が似てても、それはそれで萌え。
だれだ加齢臭って言ったのw