Aquarium Note-D




帰宅して携帯を見ると、足立からメールが来ていた。
堂島は甥と菜々子に、今日は帰れるかわからないと言って外に出た。
歩いて足立の家まで行く。まだ星は見えない。
インターホンを鳴らすと、すぐに家主は出てきた。機嫌が悪そうだ。
部屋に入ると、風呂場から水音が聞こえた。
来るタイミングが悪かったかもしれない。
「足立、用事って」
堂島は最後まで言えなかった。
壁に背中が打ち付けられ、唇を塞がれる。
足立の舌はビールの味がした。
忙しない息つぎ。
まだ冷えている躰に、熱い指が這う。
「足立っ」
鋭く呼んで、足立の手を掴む。
その指すら引き寄せられ、舐められ、ぞくっとする。
「浮気、してないでしょうね」
「どういうことだ?」
「だって見せたんでしょ、裸」
「プールなら、そりゃあ……っ!」
膝で敏感な部分を擦られ、奥が窄む。
できるだけ冷静に「家族サービスだ」と言ったものの、それで納得するような相手ではない。
「じゃあ証拠見せてよ」
「どうやって」
「脱いで」
「……」
「自分で脱いでみせて」
強い口調。断ったら疑われるだけだ。

堂島は大人しく従った。
上着に手をかけている間、足立は何も言わなかったが、その目は肌の下まで見透すように爛々と光り、セックスのようないやらしさがあった。
やましいところはないのに気恥ずかしくて、足立から目をそらす。
上半身は、もう脱ぐ物がない。
「日焼けしたんですね」
その部分を指で辿られる。ちりちりと熱をもっていく。
「もう、いいだろう」
「下がまだでしょ。それとも、脱がせて欲しいの?」
くすっと笑われて、堂島は頬が熱くなった。
震える手でベルトを外す。
下着を下ろすときは、床だけを見ていた。
何物も手で隠すことが許されず、彫像のように立ち尽くした。
「前は、浮気してないみたいですね」
恥ずかしくて、唇を噛む。
「後ろ向いて」
「……」
「壁に手をついて、自分でお尻開いて」
「そんなっ!」
「できないの?」
冷たい言葉に、言葉がつまる。
足立に背を向け、壁に手をついた。
尻をつきだすように上半身を下げる。
垂れ下がった性器が蛍光灯に照らされて、まぬけで屈辱で、それでも感じそうになって目を背ける。
羞恥で涙が出そうになったが、おそるおそる足を開いて奥の穴を開いた。
「ひくひくしてる」
「……っ」
「入れてみないと、浮気したかわからないですよね」
遠くで湯があふれる音がした。



「ひっ、あっ、あっ……」
風呂場で四つん這いになり、堂島は腰を振った。
後ろからの攻めが、いつもより激しくて、何度目かわからない射精をした。
「僕より先にイっちゃダメでしょ?」
「やぁ、そこ、やぁっ……!」
放ったばかりなのに堂島のいいところばかり突いて、涎を垂らす先端を弄ってくる。
快楽に腕が震え、床にへたりこんだ。すぐに起こされる。
ペニスを抜いた足立に手を引かれ、がくがくする足で浴槽をまたぐ。
上に座らされ、まさかと思う間もなく、ずぶっと先端が入ってきた。
びくん、と背がしなる。
足立は奥へと挿入しながら、堂島の乳首を舐めた。
「水泳は嫌いですけど、温浴ならいいですね」
「やっ、喋るなっ」
逃げようとすると、ぷくりと勃った乳首を、一層吸われる。
小刻みの刺激と、いつもより熱い足立のペニス。
感じすぎて、声が抑えられない。
「あ、あぁっ、そんな突いたら、お湯はいるっ……」
「すっげぇ熱いよ、あんたの中」
「やぁっ……!」
ずん、と奥まで貫かれる。
じゅぶじゅぶと、中が卑猥な声を出す。
「堂島さん、動いて」
「やっ、むりっ」
「そんなこと言ったら、堂島さんの一番いいところ、突いてあげないよ?」
足立が、堂島の躰を軽く持ち上げ、浅い抜き差しで焦らす。
もどかしくて、堂島は、自分で腰を動かした。
湯が大きく波打つ。無防備な性器が、水圧という「手」に愛撫される。
足立に貫かれながら、自慰をし、いるはずのない二人目の足立にも嬲られているような異常な絵が頭に浮かぶ。
背徳感と快感が爪先まで広がり、 物欲しそうに口を開けると、舌を吸われ、射精しそうになる。
「足立っ」
早く、と懇願すると、「一つだけ」と足立が言った。
「次、プール行くときは裸にならないでください。せめてパーカーかTシャツ着て。あんたエロいんだから」
「お前だって……」
足立を見つめる。目を見開く年下の男に、口付ける。
「俺も、嫉妬深いぞ」
「堂島さん……」
キスが深くなる。
足立の手が堂島の腰を掴み、湯が激しく揺れる。
声を止められない。
自分からも積極的に躰を擦り付ける。
「あぁっ……!」
「くっ……!」
甘い悲鳴と余韻。
熱い飛沫を感じながら、足立に凭れかかった。



「今度、プールでしてみます?」
「勘弁してくれ……」
ベッドの上で泳ぎ疲れた堂島は、それでも幸せな気持ちで目を閉じた。





羞恥プレイな堂島さん回。
足立さんがいきいきしてるようで何より♪
足立さん視点なら、テキストの量が倍以上になりそうwww
いつか、もっとネットリ書けるように頑張りますv

足立+足立x堂島とか、どこかでできんかな……。